紫キャベツでリトマス試験紙を作る?
前回の記事 紫キャベツでカラフル色水実験? - 文系母の科学教室 で余った紫キャベツの茹で汁を使って、リトマス試験紙を作ってみました。
目的
酸性とアルカリ性の性質の違いを、目で見て理解する。
材料
方法
- 紫キャベツを切り、鍋で10分ほど茹でる。
- 茹で汁をざるで切り、カップに移す。
- キッチンペーパーを小さなサイズに切り、2.の茹で汁に浸す。
- 3.のキッチンペーパーを乾燥させて、「紫キャベツ試験紙」を作る。
- 4.の紫キャベツ試験紙に、調べたい液体を垂らす。
結果
リトマス紙に重曹水を垂らすと緑色に、レモン汁を垂らすと赤色に変わった。水を垂らしたら、色の変化はなかった。
左から順に、重曹水、レモン水、水。
考察
- リトマス試験紙は、リトマスゴケというコケに含まれるアゾリトミンという色素をアルコールにとかしたものから作る。色素の液を塩酸に入れて赤くしたものを紙にしみこませたら赤色のリトマス試験紙に、アンモニア水に入れて青くしたら青色のリトマス試験紙になる。青色のリトマス試験紙は酸性の液で赤に変化し、赤色のリトマス試験紙はアルカリ性の液で青に変色する。
- 紫キャベツ試験紙は、紫キャベツに含まれるアントシアニンという色素を活かしている。アントシアニンは、酸性では赤色、アルカリ性では青や緑〜黄色に変色する。
文献
学研教育情報資料センター > リトマス紙やムラサキキャベツの色の成分は、何なの
感想
紫キャベツ試験紙がカラフルに変色するのが子どもには楽しいようです。余った試験紙にレモン汁を垂らしたり重曹を垂らしたりして、本人曰く「いろんな色のお船」の作品を作っていました。
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