ポップコーンはなぜ膨らむの?その2
前回の実験で、ポップコーンが膨らむのは「内側の水分が水蒸気になって膨らもうとするから」と学びましたが、本当にそうなのかを調べる実験を行いました。
目的
ポップコーンが膨らむのは「内側の水分が水蒸気になって膨らもうとするから」が本当か、ポップコーンの重さを元に確かめる。
材料
- ポップコーン用のとうもろこし
- 油
- 塩
- はかり
- クッキングシート
- 皿
- スプーン
方法
- クッキングシートを正方形に切り、折り紙の要領で紙風船を折る。
- とうもろこしを皿に入れ、油と塩をかけてスプーンで混ぜる。
- とうもろこしをスプーンですくい、紙風船の穴から中に入れる。
- 紙風船の重さを測る。
- 紙風船を電子レンジで3-4分温める。紙風船の中でポップコーンができる。
- 紙風船の重さを測り、4.の温める前の重さと比べる。
結果
温める前は15g、温めた後は13gと、温める前より後の方が軽くなりました。温めることで、ポップコーンの粒の内側にあった水分が水蒸気に変わり、その分、重さが軽くなったものと思われます。
なお少し温めすぎたようで、香ばしい&所々焦げたポップコーンになりました。。。チョコレートシロップをまぶして、美味しくいただきました。
考察
(前回と同じ)
- ポップコーン用のとうもろこしは爆裂種で、八百屋などで売られているスイートコーン種とは違う品種。爆裂種の粒は硬いデンプンで厚くおおわれていて、内側には柔らかくて水分を含んでいる部分がある。
- 爆裂種を火にかけると、内側の水分が水蒸気になって膨らもうとするが、まわりの硬いデンプンに邪魔されて膨らむことができない。すると、水蒸気になろうとする力(圧力)が高まり、限界までくると一気に爆発し、膨らんでポップコーンになる。
文献
今回の実験は、この本に載っていたものです。面白そうな実験ばかりで、子どもが目をキラキラさせて読んでいました。写真やイラストが多用されていたり(紙風船の折り方もイラスト入りで詳しく載っていた!)、全ての漢字にルビが振られていたりするので、ほとんど手助けせず子どもだけで実験できそうです。実験からわかることが平易な言葉でまとめられていて、文系母にも勉強になります。。。
感想
今回は火も使わない実験なので、ほぼ全て子どもに任せてみました。達成感があったようです。
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