文系母の科学教室

科学オンチの文系母が、家庭で子どもと科学を体験

カルピスの濃度は何から決まる?

子どもが取り組んでいた教材に、砂糖水の濃度の問題がありました。

 

  1. コップには、水が同じだけ入っています。それぞれのコップに違った数の砂糖を入れました。どれが一番甘くなりますか。
  2. たくさんの水が入ったコップと、少ないコップがありますね。それに1個ずつ砂糖を入れました。どれが一番甘くなりますか。

 

の二問です。詳細や解説は ひとりでとっくん54 理科的常識1 へどうぞ。

 

同じような内容の実験をしてみます。一点だけ変えたのは、角砂糖の代わりにカルピス原液を使うところ。白いカルピスを使うことで、濃度の違いを目に見えてわかりやすくしました。甘さの味覚判断だけだと、飲み比べしているうちに、わからなくなりそうですしね(笑)。

 

目的

水(溶媒)や溶かすもの(溶質)の量を変えると、濃度がどう変わるか、目で見て理解する。

 

材料

  • カルピス原液
  • スプーン
  • 小皿4枚(カルピス原液を入れる用)
  • 同じ形の透明なカップ4つ(カルピス原液と水を混ぜる用)

 

方法

実験1 水の量は同じで、カルピスの量が違う場合

  1. カップ4つに、同じ量の水を入れる。
  2. 小皿4枚に、異なる量のカルピス原液を入れる。スプーン1杯、2杯、3杯、4杯、など、子どもにわかりやすい量とするといい。

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  3. 1.に2.を入れて混ぜる。カップごとの色や味の違いを確かめる。

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    カルピス原液の量は、左側が少なく、右側が多い。

 

実験2 水の量が違い、カルピスの量は同じの場合

  1. カップ4つに、異なる量の水を入れる
  2. 小皿4枚に、同じ量のカルピス原液を入れる。

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  3. 1.に2.を入れて混ぜる。カップごとの色や味の違いを確かめる。

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結果

実験1は、カルピスの量が多いほど、色は白く、味は甘くなる。

実験2は、水の量が少ないほど、色は白く、味は甘くなる。

 

考察

濃度 = カルピス原液の量 / (カルピス原液の量 + 水の量)

 

なので、カルピス原液の量が多くなったり、水の量が少なくなったりすると、濃度が上がり、色は白く、味は甘くなる。

 

と割り算がわかれば、なんてことない話なのですが、割り算を知らない子どもに言葉で説明するのは難しいですね。実験で体感し、理解したようです。

 

文献

ひとりでとっくん54 理科的常識1 

 

感想

最初はたまたま家にあったイソジンを溶質にしよう、と思っていました。が、娘がイソジンを見て「何これ、くさーい!(>_<)」と話すので却下。カルピス原液を買いにいきました。実験は楽しくなくちゃね。

実験後のカルピスは、二人で飲み干しました。お腹たぽたぽ。。。

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