レモン汁で書いた文字を火であぶると?
年賀状の季節ですね。ふと、子供の頃にやった「あぶりだし」を思い出しました。見えない文字が浮かび上がるのは、秘密のメッセージを伝えるのにぴったりで、ワクワクした覚えがあります。
目的
酸の働きを見てみる。
材料
- レモン
- 皿
- 綿棒
- 紙
方法
- レモン汁を皿に絞る。
- 綿棒を1.に浸し、紙に文字や絵を書き、乾かす。
- 2.を火であぶる。
結果
レモン汁で書かれた文字や絵は、そのままでは透明のため見えないが、火で炙られると浮かび上がる。
注)右二枚が娘作、左二枚が母作。一番右は、あぶる時に一部燃やしてしまった。せっかく娘が「ありがとう、まま」と書いてくれたのに(涙)。ごめん!!
考察
レモン汁には酸が含まれている。紙の主成分であるセルロースは、酸に触れると脱水反応を起こし、水分を保持しにくい物質に変わる。その結果、酸が塗られた紙の部分は、書かれていない部分より水分の保持能力が低く、焦げやすくなる。
文献
スパイの手紙?不思議なインクで科学実験 | トヨタ産業技術記念館
実験したい!スグできる炎のお手軽実験 : 夏休み「コカねっと!」自由研究スペシャル : 子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」-科学や理科、工作の役立つ情報いっぱい!
工学博士 寺尾先生の身近な『化学まめ知識』:2008年03月14日 - livedoor Blog(ブログ)
感想
案の定、文字や絵を書くとき、娘はウキウキしていましたー。